査定前にバイクを磨こう
バイク査定は主に年式や走行距離、事故の有無などによって決まります。
これらはすべてごまかしが効かないので、売りたいと思った時点でどうにかなるものではありませんが、ほんのひと手間かけることで、査定員の印象を良くすることができます。
その最たる例がバイクの清掃です。
実際のところ、自宅で落とせるような汚れについては、査定評価に大きな影響を及ぼす心配はありません。
ただ、査定に出した時にバイクをきれいにしておくと、日頃からバイクを大切に乗っているのだと査定員にアピールすることができます。
また、査定員も人間ですので、汚れたバイクを査定するよりも、キレイに掃除されたバイクを査定する方が、査定評価も若干甘くなる傾向にあります。
また、コンパウンドやスチールウールなどを使用すると、少々のサビや傷は目立たなくすることができます。
ただし、もともと状態の良いバイクにコンパウンドやスチールウールを使ってしまうと、逆に査定額が低くなってしまう可能性があるので要注意です。
バイクを清掃する時は、新品のウェス(またはぞうきん)を2枚以上と、台所用の中性洗剤、ワックスを用意します。
まず、台所用中性洗剤を使ってバイク全体を洗います。カー用品店などに売られている洗車用の洗剤を使ってもOKです。
きれいに洗い終えたら、水で流し、ウェスで拭き取って乾かします。この段階で、家庭で落とせる汚れのほとんどはなくなっているはずです。
全体が乾いたら、ボディをチェックし、細かい傷がないかどうか確かめましょう。
細かい傷があった場合、コンパウンドを塗り、ウェスでていねいにこすります。
コンパウンドにはボディを研磨する効果があるので、薄くて細かい傷なら簡単に消すことができます。
次に、バイクについているサビをスチールウールで落とします。
特に長い間乗っていなかったバイクの場合、フロントのサス部分にサビが浮いている可能性が高いので、よくチェックして磨いていきましょう。
以上の作業を終えたら、ウェスで簡単にから拭きした後、ワックスがけして終了となります。
自宅で落とせない汚れや傷については、費用対効果を考えると、そこまで入念に直す必要はありません。
あくまで自宅で落としたり、直せる傷に限定し、できる限りキレイにしてから売ろうという心がけが大切です。